本年度のこども料理教室は,「健康と環境にやさしい食事をおいしくつくろう」をテーマに8月7,8日に開催しました。
健康を保ち,かつ食品ロスを減らすためにはどうしたらよいか。環境にやさしい食べ物の選び方,調理はどうしたらよいか。子どもたちは,大学院生と一緒にテーマについて学びました。どの子も真剣に耳をかたむけます。クイズが出題されると,正解発表とともに驚きや歓声があがりました。
調理実習では,学んだことを生かし,子ども自身が自分の分を調理しました。包丁や計量スプーンなどを安全に正しく使えるように,講師とともに短大生がていねいにサポートしました。いわしの手開きなど初めてのチャレンジに,少し緊張気味だった子どもたちも,試食時にはすっかり学生と打ち解けて,にぎやかな声が広がります。
教室の最後には,親子で学びのまとめをしました。子どもたちは,「楽しかった!」だけでなく,それぞれの言葉で保護者と学びを共有しました。教室だけでなく,おうちで活かせる方法も大学院生からお話ししました。
保護者や子どもたちからは,「料理だけでなく,健康や環境も楽しく学べた」「家庭ではできないよい経験だった」といううれしい感想をいただきました。本校の学生も,大学での学びを子どもたちに伝えることで,健康,環境,調理の大切さを改めて実感することができました。女子栄養大学は,これからも子どもの食育を応援してまいります。