VOD講座


栄養学講座 エキスパートスクエア2024(WEB版)

食・栄養・健康に関わる専門家のための研修講座

第44回 女子栄養大学 栄養学講座
エキスパートスクエア2024


食を通して人々の健康維持・改善に貢献する女子栄養大学では、1980年以来、食・栄養・健康に関わる専門家を対象に栄養学講座を開講し、最新情報を提供しています。
44回目となる今回は、『精密栄養学』をテーマに事前収録した映像を、ご自宅等でパソコンやスマートフォンなどでご視聴いただきます。




 

講師 香川 靖雄

女子栄養大学 副学長

講師 加藤 久典

女子栄養大学 教授

コース内容

第1回
3月31日
精密栄養学

◆女子栄養大学 副学長 香川 靖雄
 現在の栄養学の基本は「日本人の食事摂取基準2020版」で、健常人の集団を検査してその平均値を、年齢、性、3段階の労作で表した摂取基準に従って栄養を摂取します。これは既成服(レディーメイド)の栄養ですから、集団の一員の大体の栄養は満たせます。これに対して、各個人の遺伝子、環境、生活は大きく異なるので、それに合わせた特注服(オーダーメイド)の栄養学が精密栄養学です。今の摂取基準に欠けているのは、1.遺伝子の差に基づく遺伝子栄養学、2.食事の時刻、速度、睡眠を考慮した時間栄養学、3.現在の精神労働において栄養が学業成績や能率を高め、精神疾患を防ぐ精神栄養学などがあります。これらを含めた栄養学が精密栄養学です。

◆女子栄養大学 教授  加藤 久典
 それぞれの人のゲノムや腸内細菌などを明らかにする技術やそれに伴う情報が発展してきました。そうした技術や情報を踏まえて、各個人の固有の特徴とその時の体調などの状態にピッタリな栄養を考えるべきだというのが「精密栄養学」です。英語ではプレシジョンという言葉を使いますが、プレシジョンには精密、正確、詳細といった意味があります。私たちの研究グループは、人の遺伝子の情報が様々な食行動や食嗜好と関係することを見出してきました。また、その人が何を食べてきたかが健康に影響を与えるだけでなく、その人の母親の妊娠中の栄養状態も子供に様々に影響を及ぼすことを発表してきました。そうした研究も踏まえて精密栄養について考えたいと思います。

残席状況
〇

※ホームページの上部にある「お申し込みについて」の動作環境についてを必ずお読みください。
※講義の内容等は変更される場合があります。

受講料
3300円(税込)
IDについて
ご視聴いただくには、IDが必要となります。開講当日までに、ご登録いただいたメールアドレスにお送りいたします。一緒にお知らせするURLにアクセスしてご視聴いただきます。
申込期間
~2025年3月31日
視聴期間
8月26日(月)までにお申し込み、ご入金完了された方は、9月3日(火)から3か月間
8月27日(火)以降お申し込みの方は、随時ID発行から3か月間
お問い合わせ先
女子栄養大学 生涯学習センター
〒170-8481 東京都豊島区駒込3-24-3
TEL 03-3917-9657
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